ご挨拶

この度、第50回公益社団法人日本口腔インプラント学会記念学術講演会をWEB開催いたします。当初、本学術講演会は横浜パシフィコで9月18-20日に開催予定でしたが、新型コロナウイルス流行を受けて、会員ならびに関係者の健康を守るために、開催方法を変更しました。

さらに、今年度の支部学術大会も単独開催を中止して、50回記念大会に併催の形をとります。文字通り、オール日本の体制で50回記念大会を開催いたします。WEB開催は本学会にとっては初めての試みであり、変更に理解していただいた会員ならびに関係者に篤く御礼申し上げます。

今回のテーマは「インプラント治療 -これまでの50年、これからの50年-」です。井汲大会長のもとで多くの興味深い特別講演やシンポジウム等が企画されています。通常開催であれば、会場の都合ですべてを聴講することはできませんが、今回は9月19日から25日まで1週間、オンデマンドで講演を配信します。会員にとっては、この期間いつでもどこからでも何回でも聴講できます。

本学会にとって、学術大会は会員の研究発表ならびに討論の場としてだけでなく、会員の生涯研修の場としても重要な位置づけにあります。多くの会員が参加して、学会の発展ならびに明日からのインプラント治療、そして国民の健康に貢献できることを期待しています。

名誉大会長 宮﨑 隆

政府の緊急事態宣言が全国で解除されましたが、新型コロナウイルス感染症の脅威が去るまでは、日本口腔インプラント学会のあらゆる活動は感染症拡大防止策を講じた上でなされなければなりません。そのような観点から第50回日本口腔インプラント学会記念学術大会はWeb形式での大会に変更させていただきました。

日本のインプラント治療の臨床・教育・研究を力強く発展させていくことが本学会の使命と考えられます。社会が数々の困難に直面している今こそ、歯科臨床のフロンティアを歩む本学会は新しい取り組みが求められていると言えるのではないでしょうか。今まで誰も予想していなかったwithコロナ時代を見据え、本学術大会はサイバー空間を活用し、発表をオンライン化し、“オンデマンド”によるこれまでにない新たな学術大会の展開をもたらします。

今回の記念学術大会の企画にあっては「インプラント治療 これまでの50年、これからの50年」を掲げました。今回のコロナの事態を受けながらも、多くの講演者の先生方のご理解とご協力を得て、最先端の特別講演・シンポジウム・各種セミナー等を当初とほぼ同じプログラムで実現させることが出来ました。

また、安定回線を用いた高画質動画の録画配信の実現や、関連業者様のご協力より、学術プログラムだけでなく企業プログラムを含めて新たな研修企画を実行できる機会に恵まれました。具体的には、今までは同時間の開催のために参加することができなかったプログラムを、オンデマンドで会期中の24時間いつでも視聴できるように配慮させていただきました。これは学会において初の試みとなります。

今回の学術大会におきましては、第40回東北・北海道支部学術大会(山森徹雄大会長)、関東・甲信越支部、第41回中部支部学術大会(堀田康記大会長)、第40回近畿・北陸支部学術大会(岸本裕充大会長)、第40回中国・四国支部学術大会(木村英一郎大会長)、第38回九州支部学術大会(西村正宏大会長)との併催となりますことを謹んでご報告申し上げます。感染症拡大防止への対策を講じつつ、本学会及び全国の支部活動を、今後の50年に向けて全ての大会長と共に発展させることが出来ればと考えております。

会員の皆様は、どこにいながらも最先端のWeb学術大会に参加し、最新の知識と技術を学べるとともに、教育講演に参加しインプラント専門医(専門歯科衛生士、専門歯科技工士)制度のポイントを獲得することが出来ます。 

つきましては、会員の皆様におかれましてはお誘い合わせの上、本年9月開催のオンデマンドWeb本学術大会に事前登録なされますよう謹んでお願い申し上げます。

第50回公益社団法人日本口腔インプラント学会記念学術大会

大会長 井汲憲治

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