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第47回日本口腔インプラント学会学術大会開催報告

第47回日本口腔インプラント学会学術大会
大会長   西郷 慶悦
副大会長  佐々木啓一
副大会長  高橋  哲
実行委員長 小山 重人
準備委員長 山内 健介
事務局長  小川  徹

  第47回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会は、平成29年9月22日(金)〜24日(日)に、仙台サンプラザならびに仙台国際センターにて開催されました。今回、「インプラント治療が拓く未来」というメインテーマをいただき、我々大会事務局では「ミート・ザ・フロントランナー」というサブテーマを設定しました。これは、それぞれの分野で活躍されるフロントランナーをお呼びし、会員にとって少しでも魅力ある大会にしたいという想いからであります。

 開催にあたっては、本会学術委員会と連携を取り、地元仙台の東北大学大学院歯学研究科の全面的なバックアップのもと、鋭意準備を進めてきました。その結果、海外招待講演3題、特別講演1題、大会企画シンポジウム1題、学術企画シンポジウム9題を企画することができ、会員の先生方からは優秀研究発表20題、一般口演122題、ポスター発表100題、歯科技工士一般口演1題、歯科衛生士一般口演15題の申し込みがあり、それぞれ発表していただきました。また、110社を超える企業から広告・展示や書籍販売等の出展をいただき、さらにはランチョンセミナー12社、企業セミナー2社のご協力により、学会を盛り上げていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 一方、学会参加者は事前登録が2,545名、当日参加登録が1,041名で、招待者を含め総勢3,607名でありました。事前登録者数は、例年より減少しておりましたが、専門医教育講座に1,600名、イブニングセミナーには800名、モーニングセミナー600名、そして、学会両日とも朝から1,500名の参加があり、セッションによっては増席したにもかかわらず立ち見が出るほどの会場もあり、盛り上がりを感じる大会となりました。また、市民公開講座では87名の一般市民の方が参加され、熱心に聴講されておりました。

 大会が終わり皆様からの声を集計しますと、「良い企画が多く、ためになった」、「会場がコンパクトで、運営もスムーズであった」等の、お褒めの言葉も頂戴しましたが、素晴らしい企画を提供していただきました学術委員会の先生方、運営にご協力いただきました東北大学歯学研究科ならびに嵌植義歯研究所のメンバーに、改めて感謝申し上げます。しかし一方では、「抄録集が届かなかった」、「入り数を考えた会場設定をしてほしい」、「宿泊が予約しにくかった」等のご意見もいただきました。このような不手際があったこと、何とぞご容赦くださいますようこの場をお借りしてお詫び申し上げます。今後の大会運営に関しましては、これらのご意見を次回大会事務局にしっかり引き継いでいきたいと考えております。また、大会収支は、事前登録者数の減少や企業協賛コマ数の減少により、対予算比はマイナスからのスタートでしたが、手作りの運営に徹したことから、黒字決算が見込まれております。併せて、関係各位に感謝申し上げます。

 今回、このような大きな大会を運営する機会をいただき、貴重な経験をさせていただきました。仙台という地方都市での開催には、大会運営を危惧する声もありましたが、私共が仙台開催を決めた一つには、東日本大震災の発生があります。東北地方は、未曾有の大災害から約7年が経過しようとしておりますが、復旧・復興には程遠い状況にあり、一人でも多くの先生が仙台の地に足を運んでいただきたいという想いがありました。大会期間中は、支援団体からの申し出があり支援活動のブースを提供しましたが、今回の活動によって熊本地震で被災した子供達を含め図書券を送ることができたという報告がありました。このように皆様方のご協力により、第47回大会が無事終了いたしましたこと、併せて日本口腔インプラント学会の今後益々の発展を願い、ご報告の挨拶とさせていただきます。


西郷大会長の挨拶

第47回大会実行委員会の先生方

シンポジウムの様子

海外招待講演

ポスター会場

懇親会にて

デンツプライシロナ賞受賞者とともに

ヒューフレディ賞受賞者とともに

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