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口腔顎顔面インプラント治療について  (5/6)

Ⅴ. ザイゴマインプラント 15、16、25、26の口蓋側から頬骨にかけて、長さ30mm~52.5mm、のフィクスチャーを植立する方法で、ザイゴマインプラント2本と他に2本のインプラントで上顎の術者可撤式のインプラント義歯が装用可能となる(図49)。
 上顎臼歯部の骨移植の必要もなく、サイナスリフトを行うだけで、インプラントの植立が可能となり、手術侵襲が少なく、上部構造装着までの時間が、骨移植を行う場合に比べて短縮できる利点がある(図50、51)。
 アクセスホールが口蓋側になるため、舌感が悪い欠点がある(図52)。

図49
図50
図51
図52

Ⅵ. ソケットリフト 上顎臼歯部の歯槽骨頂から上顎洞底までの垂直的骨量が、5mm以上の場合に、この方法が適応され、約3mmnの洞底挙上を行う方法である。
 洞底1~2mm手前までドリリングを行い、その後サイナスエレヴェーターを使用し、洞底骨を若木骨折させる。
 ブラインドテクニックである欠点はあるが、骨移植やサイナスリフトを行わない、簡便な方法である(図53、54)。

図53
図54
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