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第48回日本口腔インプラント学会学術大会開催報告

 第48回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会は、平成30年9月14日(金)・15日(土)・16日(日)の3日問、大阪国際会議場で開催されました。

 メインテーマとして『インプラント治療が拓く未来』を掲げ、超高齢社会のなかでインプラント治療が国民の信頼を得られる存在について検証する学会にしたいという趣旨で、大会事務局として「超高齢社会に対する責任」というサブテーマで開催いたしました。本学会の会員の皆様の超高齢者のインプラント治療を再考する良い機会になったと思います。もう一つの目玉は大阪宣言でした。これは、患者や施術を行った歯科医師の高齢化により、術後の継続的な口腔機能の管理や介護現場での十分なサービスが提供できていない現状のなかで、超高齢社会に対してその責任を自覚し健康長寿社会の実現に向けて、歯科医療従事者のみならず多職種連携・協働を強化し、多様な視点を取り入れることでライフステージに応じた治療法を確立するとともに、口腔機能の継続的管理を目的とした指針を策定していこうというものです。さらに、この第48回学術大会のプログラムを通して、インプラント治療を含めた口腔リハビリテーション治療によって、健康寿命のさらなる延伸に向けて歯科関係学会のなかで最大規模である本学会が中心となり、歯科医療イノベーションを起こすことを宣言したものです。

 一方で、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨災害に始まった今年の自然災害は学術大会直前まで影響を及ぼしました。9月4日に上陸した台風21号と9月6日に発生した北海道胆振東部地震によって学術大会の参加が困難になった学会員の先生も多数おられました。心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。そんな中で、学会参加者は、事前登録者数3,892名、当日参加者数944名で、招待者を含め合計4,836名に参加していただけました。被災されながらも今回の学術大会に参加していただいた先生も大勢いらっしゃいました。本当に有難うございました。

 プログラムについては、特別講演1題、企画講演2題、シンポジウム10題を実施することができ、優秀研究発表20題、歯科衛生士セッション18題、一般口演110題、ポスター発表76題で合計224題の発表がございました。殆どのセッションでテーマも講師選択も良かったと、事後アンケートの評価をいただいております。これは、講師・座長の先生の事前の打ち合せもあり、上手くセッションを誘導していただけたお陰と感謝申し上げます。一部のセッションではテーマと講演内容に齟齬があったであるとか、講師間の打ち合せが足らなかったというような反省も報告されています。これらの反省点は、次回以降の学術大会の参考にしていただけたらと思います。

 また、展示が133社、ランチョンセミナーが19社、広告19社等の協賛企業のご協力により会場を盛り上げていただきました。本学術大会の企画に深いご理解とご賛同をいただき、格別のご支援を賜りましたことに、この紙面をお借りして心より御礼申し上げます。

 学術大会の運営に当たっては、近畿・北陸支部の代議員の先生方に本当にお世話になりました。とりわけ、大阪口腔インプラント研究会の先生方、そして大阪歯科大学の先生方には、受付・会場・クローク・会場間連絡役等、大変お世話になったことに心からの感謝を申し上げて、この紙面を閉じたいと思います。日本口腔インプラント学会の今後益々の発展と、次回以降の学術大会の成功を祈念申し上げて第48回学術大会のご報告とさせていただきます。

大会長   馬場俊輔
副大会長  前田芳信
副大会長  阪本貴司
名誉大会長 川添堯彬
実行委員長 戸田伊紀


馬場大会長の挨拶

海外招待講師と馬場大会長と阪本副大会長

海外招待講演

シンポジウムの様子

デンツプライシロナ賞受賞者とともに

ヒューフレディ賞受賞者とともに

川添名誉大会長

懇親会にて 近大マグロの解体ショー

第48回学術大会実行委員会の先生方

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