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学会理事長あいさつ

公益社団法人 日本口腔インプラント学会
理事長 渡邉文彦

 口腔インプラント治療は従来のブリッジや入れ歯に比較して自分の残っている歯に負担をかけることなく失われた歯の代わりとして長期間の安定した審美、機能を回復することができる治療です。口腔インプラント治療は食べ物を快適に食べられる所謂十分な咀嚼機能回復が可能となり、その刺激は脳に伝達され、呆け防止にもつながるといわれております。このことは患者さんの健康維持、増進にもつながります。日本人の平均寿命が世界一であっても健康でなければなりません。大事なのは健康寿命です。
 今日、遺憾なことですがインプラント治療について多くのトラブルが報道されております。この原因は歯科医師であれば歯科医師法によりだれでもインプラント治療することが資格上は可能であることです。インプラント治療を行うにはインプラント手術をする口腔外科手術、全身的状態の把握、入れ歯やブリッジを作る技術、また解剖学的な知識など通常の歯科治療以上の専門的なまた高度な技術が求められます。患者さんの状態によりこの治療が難しい方もおられます。治療する歯科医師の先生の持つ技術以上の症例もあります。このようなことから日本口腔インプラント学会では会員の知識、技術の向上を目的に専門医制度を立ち上げ、研修施設、学会主催の研修会、会員歴、筆記試験、口頭試問など厳しい条件をクリアした方を専門医として育成しております。現在公益社団法人 日本口腔インプラント学会の会員は全国で13,500余名おりますが専門医は約800名です。公益社団法人 日本口腔インプラント学会は歯科大学での教育カリキュラム案の作成や基礎実習の導入、また患者さんへの安心・安全な医療を目指し活動を行っております。何か疑問点等がありましたら学会事務局にご連絡頂くか、または学会のホームページに掲載されております相談窓口の専門医の先生方に連絡頂きたいと思います。相談窓口では皆様からのご質問にお答えします。お近くの専門医の方にご相談ください。
 本学会は国民の皆様方への適切で安全・安心の医療を提供する学術団体として活動しております。

2014年6月8日
理事長 渡邉文彦


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